’99 北海道旅行記

夏休み中に北海道に旅行に行ってきました。
全走行距離なんと2,700キロ!!
その旅行の様子を日記にしてみました。

日程:7月31日(土)〜8月6日(金) 5泊7日(船中1泊)
コース:浦和→秋田港→カーフェリー→苫小牧港→千歳(泊)→
留萌→宗谷岬→稚内(泊)→阿寒→釧路(泊)→襟裳岬→札幌(泊)
→登別→長万部→室蘭港→カーフェリー(泊)→大洗港→浦和


準備:7月30日(金)深夜「・・・なかなか決まらない」

 明日から夏休み。というのに、具体的な日程は何も決めていない。どーなるんだ?本当に行けるんか?
そしてようやく夜中の3時(31日の3時)頃に決定した。
浦和→秋田港→カーフェリー→苫小牧港→・・・・→小樽港→カーフェリー→新潟港→浦和で、出発は今日の夜19:00に出発することにした。
ヤバっ!早く寝ないと。あと16時間後には出発だー!



一日目:7月31日(土)「出発」

 今日から出発!
 そして、いきなり計画に変更を余儀なくされる。帰りのフェリーの予約がとれず、航路を小樽−新潟から、室蘭−大洗(茨城)と変更。
 18:30に出発。東北道をひたすら北上。○○○で秋田道に分岐。朝4:00頃に秋田港フェリーターミナルに到着。

 本日の走行距離600キロ。(通算600キロ)


二日目:8月1日(日)「初めての特等室」

 今回乗船するフェリーは舞鶴を出発し、新潟、秋田を経由し、苫小牧に行くフェリー。出向時間は6時。航行時間は約12時間で、苫小牧到着予定時刻は18:00。
 5時過ぎくらいにフェリー「はまなす」(新日本海フェリー)が入港。思っていたよりも小さいフェリーだったかな。
フェリーは今回で3度目くらい。10年くらい前に新潟←→小樽便に乗船した。そのときのフェリーのほうが大きかった。そのときは真冬だったこともあって結構ゆれたのを覚えている。でも今回は日本海とはいえ夏だから大丈夫だろうと、楽観的発想で乗りこむ。(ま、もっとも乗り物酔いはほとんどしない体質だから始めっから心配はしてなかったんだけどさ)
 乗船しさっそく部屋へ。ちょっとしたビジネスホテル並みの部屋。バストイレつき。
夜中中ずっと起きていたのですかさず睡眠をとる。昼頃起きて、ビュッフェで昼食をとる。眠気も解消し、ちょっとヒマになったので風呂に入りに行く。(もちろん、部屋のバスではない)
風呂からあがってのんびりしてるときに、ふと思い出す。暇つぶし用のビデオ持ってきたんだった、と。
備え付けのテレビのほかにビデオデッキもついていたのだ。ビデオテープはフロントでレンタルできる仕組みになっているのだけど、これを見越して(いたわけではないけど)、昨日テレビでやっていて見そこなった「ルパン三世」を録画したビデオを持ってきていたのだ。さっそく見る。んーーーー、快適、快適。
 そうこうしているうちに苫小牧港に入港。予定よりずいぶん早く17:00頃着岸する。そして下船。
 苫小牧港の付近はなーーんもない。見渡す限りの草っぱらのなかにポツンと港がある。 今日の宿泊地、千歳まで移動する。千歳駅付近のホテルに宿泊。全日空千歳ホテルに泊まりたかったのはやまやまだったけど、そうそう贅沢はいっていられない。普通のビジネスホテルだったのだけど、「総檜風呂」なんてのがあるホテルだったので、ここでもまたのんびりと風呂につかる。そして、船中であれほどよく寝ていたにもかかわらず、朝まで爆睡。

 本日の走行距離50キロ。(通算650キロ)


三日目:8月2日(月)「日本最北端・宗谷岬へ」

 朝、9:00頃起きる。外は土砂降り(T_T)。
 千歳を出発し、留萌へ出て海岸沿いの国道”オロロライン”をひたすら北上。昼頃には雨も上がる。(というより、雨雲を追い越した)
なんと昼食も取らずに(!!)ひたすら走る、走る。途中、道路脇に「地平線倶楽部」という看板が建ってる。なんだろーこれ?と思いながら走ってると、地平線の先(?)までのびているかのような一本道。あーー、このことかぁと勝手にさっきの看板の意味を知る。利尻島も礼文島も見えたー。

 途中、稚内空港の脇を通るころ道路脇でカメラを構えている人たちが数グループいた。こんなとこでカメラなんて何撮るんだろーと首を傾げたが、すぐそのわけを知る。空港の滑走路にまさに今離陸しようとしているポケモンジェットがスタンばってた。稚内空港は毎日ポケモンジェットが就航しているわけじゃないだろうからすごい確率で遭遇。(でも私は写真撮らなかったけど!)なんだか得をした気分に浸りつつ、また走る。
そしてようやく15:30頃に宗谷岬に到着。なんとここで、会社の同期と遭遇!これまたビックリ!
 サハリンは見えたような見えないような感じだった。(うすぼんやりしていてよく分からなかったけど、見えたことにした。ははは)

 今日の目標をクリアしたところで、今日の宿を探すことにした。宗谷岬から稚内市内まで戻る。これが結構距離がある。観光案内パンフレットで探したホテルが取れ、チェックインするのだが、これが超ハズレ!(T_T)。いくら北海道とはいえ、エアコンの無いホテルなんて、、、、
あまりのショック(!?)に明日の釧路の宿泊を今日中に予約をすることにした。

 去年の7月に稚内温泉というのが出来たらしく、夜そこの温泉(いわゆる立ち寄り湯)に行くことにした。
が、、、、、なーんとなんと、いきなり定休日だった!毎月第一月曜日が定休日らしく、見事に1/31の確率にヒットしてしまったのだ。

 本日の走行距離450キロ。(通算1100キロ)


四日目:8月3日(火)「道東・釧路まで」

 今日は釧路までの、今回の中で一番の強行軍の日。昨日追い越した雨雲に追いつかれ、またもや朝から超土砂降り。昨日よりもひどくバケツをひっくり返したかのような雨。
早い時間に出発したいのは山々だったのだけど、昨日の温泉がどうにもあきらめきれず、まず温泉に寄る事にした。朝9:00に稚内温泉「童夢(ドーム)」へ行く。が、オープンは10:00ですといわれ、ちょっと時間つぶしにノシャップ岬へいく。そしてようやく待望の温泉へ。ここは市営施設らしい。お風呂も充実していて、大浴場、露天風呂、ジャグジー、薬湯、乾式サウナ、ミストサウナとあり、朝からふやけそうになるくらいお風呂に浸かってた。
 そしてようやく11:00頃出発!今日は稚内から宗谷岬を抜け、網走の付近を通り(時間がなくて網走へはいかなかった)、阿寒湖から釧路までの予定。
今日もひたすら走る走る走る走る。昼過ぎには雨雲も追い越し、いい天気になる。
紋別のあたりまで海岸線を走り、その後はちょっと内陸部に入り、そしてまたひたすら走る走る走る走る。そして昨日に引き続きまたしても昼飯を食べそこねる。
これまで、海岸線を走っていたときはわりと平坦な道路だったけど、内陸部に入ってからはずーーっと山道。とはいえ、道路もきれいだし道幅も広いのでとっても走りやすい。
がいきなり美幌を抜けたあたりで突然ガスって何も見えなくなる。近くには、霧の摩周湖とかもあるのでそのせいかなーなんて思うが、感傷に浸る間も無い。ペースダウンを余儀なくされる。そしてまたちょっと走るとまた一気にガスが晴れる。ホッ。
18:30頃、ようやく今日の目的地、釧路に到着。

 本日の走行距離550キロ。(通算1650キロ)


五日目:8月4日(水)「襟裳岬から札幌へ」

 今日の予定は襟裳岬を通り千歳を通過し札幌までの予定。
今日、ようやく「ホクレン」でGASチャージ。というのも、ホクレンというGSがあるのだけど、毎年ライダーに小旗をプレゼントしているのだ。色は三種類あり、黄色、赤、緑(だったかな?)の旗が地域別でもらえる。北海道を走っているバイクには必ずといっていいほどこの旗を何本ももってるる。今日を逃すとホクレンで入れられないという危機感(?)を抱きながら、なんとかガス欠寸前でホクレンを発見!そして、本来はライダーにしかあげない旗をもらい、朝からご機嫌だったのだ。
そしてまた海岸沿いをひたすら襟裳岬めざしてひた走る。今日は朝からいい天気。というよりかなーり暑い、朝っぱらから日差しも強い。(後でニュースを聞き、北海道でこれまでの最高気温だったとかなんとか・・・)
走って走ってあと少しで到着するという頃、前方にもやもやしたものが・・・もしやと思う間もなくあっという間にあたり一面が霧。霧。霧。そして14:00頃に襟裳岬に到着。展望台に行くけど、霧で視界不良。天気がいいと海辺にあざらしが見えるらしいのだけど、ぜーんぜん見えない。灯台の汽笛の音だけが大音量で響き渡る。
そして襟裳岬をあとにする。ちょっと走るとさっきまでの霧が嘘のように晴れてる。
その後は札幌目指してひた走る。のだが、これまでと違い、都市部に向かって走ってるので、交通量も多いし信号もたくさんあり、ペースが上がらない。何時につくのだろう、という思いを胸にジリジリしながらひたすら走る走る走る走る。
そして今日もまた昼飯を食べ損ねる。腹減ったーーーーー。

19:00ようやく札幌に到着。ホテルもなんとかとれてチェックイン。

 本日の走行距離450キロ。(通算2100キロ)


六日目:8月5日(木)「登別温泉、そして北海道ともお別れ」

 今日は23:00に室蘭発のフェリーに乗るため、室蘭へ。
まず、札幌から支笏湖、洞爺湖を経由して室蘭へ。今日は途中の道路のあちこちで道路工事&一方通行をやっている個所がたくさんあり、やっぱりペースをあげられない。
そしてなぜか今日も昼飯を食べ損ねた。うぅーーーはらへったーーーーー。
15:00頃に室蘭付近に到着。そこから登別へ温泉に入りに行く。
登別といって思い浮かべるのはやっぱり白い温泉。「登別」という名前だけあって、山を登る登る登る登る。かなり山奥深く入りようやく登別温泉に到着。到着直前の道路でキタキツネに遭遇。道路の中央にデンと座って、足で耳を掻いていた。車が近づいてもちぃーっともよけない。車慣れしてるのか、何かエサを期待しているんだか?

そして待望の温泉。第一滝本館という旅館へ日帰り入浴をしに行く。
入浴料、2,000円。た、高いぃーーーー。
が、風呂へ行ってビックリ。広いーー、あとでパンフを見たら風呂の総面積5,000uだとか。
お風呂の種類もたくさんある。7種類のお湯の種類(硫黄系とか食塩系とか)の風呂と乾式サウナ、ミストサウナ、ジャグジー、露天風呂から、檜風呂、寝湯や打たせ湯まである。あーー、極楽極楽。いやー、なっとくの2,000円。日帰り入浴というのがなんとも残念。後ろ髪引かれる思い(?)で登別をあとにし、室蘭へと向かう。がまだフェリーの出航時間にはまだ時間がある。
そこで、長万部まで足をのばしてみた。ものすごい山道。アップダウンがかなり激しく、また街燈もまるで無い。当然車もほとんど通っていない。長万部に到着し、そこでUターンし、室蘭へと逆戻りをする。帰りは高速に乗る。これもまた1台も車がいない。当然高速道路に街燈もなく、真っ暗な道をひた走る。なんだか、絶対バックミラーをのぞきこみたくない気分。そしてようやく室蘭港フェリーターミナルに到着。21:30。
そしてすぐ乗船。23:00出航で、大洗港に着くのが18:00。
今回は東日本フェリー「はあきゆり」。船室が広くてご機嫌。23:00定刻に出航。

 本日の走行距離450キロ。(通算2550キロ)


七日目:8月6日(金)「到着」

 今日は一日中、船の中。朝起きて、レストランで朝食をとる。そしてひたすら部屋でゴロゴロ。風呂にも入りに行く。船が大きいせいか、風呂も大きい。サウナもある。またここでふやけるほどお風呂に入る。あー、きもちいぃーー。
そうこうしているうちに、大洗港入港。定刻通り、18:00着岸。
 大洗港から常磐自動車道に入り、外環を通り、家に到着!!。はぁーーーー。

 本日の走行距離150キロ。(通算2700キロ)


いやーー、長旅、長旅。今回、行かなかったところは網走、知床、根室、函館。
次はここに行くぞー!!


[トップに戻る]

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送